MAXI SINGLE『LIFE イズ 人生』

LIFE イズ 人生

LIFE イズ 人生 / スムルース
(らいふ いず じんせい / すむるーす)
2005年7月21日発売
MAXI SINGLE / KICM-1142 [KING RECORDS] / 税込1,000円
キャラクターデザイン:徳田憲治

LIFE イズ 人生 収録曲(全2曲)

  1. LIFE イズ 人生
  2. 花鳥風月ワニナル

作詞&作曲:徳田憲治
編曲:スムルース&石田ショーキチ

もはや誰にも止められない。いや、止める術のない本能の加速感による、これぞ"真性"スムルースなナンバー

「いよいよスムルースらしいのがきましたね。ライヴとかではずっとこういうノリですけど、シングルとしては出してたようで、出してなかったんですよ」(徳田憲治)
前作『沈黙の花言葉』のゆったりとした曲調から一転、今回のシングル『LIFE イズ 人生』はグルーヴがうねりまくる、ダンスナンバーだ。ファンキーな鍵盤に誘われ扉を開けば、そこは眩しいライヴ・フロア。豪快な裏打ちビートが体を突き、ギターの昂揚感と共にメロディが、体温が上昇する爽快な汗ダラダラのつき抜け具合。前作からタッグを組む石田ショーキチとの作業で炙り出されたバンド感はここで更に研ぎ澄まされ、スムルースは今、動物的嗅覚でもって「最高に気持ちいい」のポイントを見事、探り当てている。理屈じゃないのだ。「出してたようで、出してなかった」ではなく、「来るべくして来た」シングルが、『LIFE イズ 人生』という1曲だと思う。
「4人がどう差引きをすれば、グルーヴってものに関わることができるか、自分の立ち位置を探していたのが今までだったと思うんですね。石田さんと一緒にやっていくなかで、すごく具体的に自分のいるべき場所と置くべき音が見えたときがあったんです」(中嶋伸一朗)
「直接なにかアドバイスがあった訳では決してないんですよ。もっと、すごく感覚的なもので」(小泉徹朗)
「石田さん、ミヤギさんみたいやな、『ベストキッド』の。ペンキ塗ったり窓拭くことでなぜかカラテが強くなった、みたいな。『あれ?できた』みたいな(笑)」(徳田憲治)
「そこから、やりたいことやったらいいやん、楽しんだらいいやんって思えたんですよね」(回陽健太)
同時に今曲はラヴソングでもある。テーマは「永遠とはなんだ」――しかし諸行無常の考えを根底に持つ徳田の歌を思えば、「永遠」のフレーズは意外に響く。
「スムルースらしい曲で、永遠は存在すると歌うのは、反証じゃないですけど、すごく大事なんじゃないかなって。一つの考え方としては、物は壊れるけれども、形のないもの――"記憶"はずっと残るんじゃないかと。未来は永遠じゃないかもしれない。でも過去は極めて永遠なものを作り出してるんじゃないかって」(徳田憲治)
ここでの曲げようのない永遠は4人が築き上げたグルーヴ。未来に向かい力強く発進し、誰かへと繋がっていく、懐の深い"生きた"響き。それがスムルース流LIFEなダンスナンバーだ。

Text By 吉羽さおり

スムルース"十八番"のダンスナンバー満を持して登場!世代も性別も越えた人々を踊らせるこれぞダンスのデパートだ!

ダンサブルでハッピーなステージングで、ライブに集う人々を汗だくに、幸せにしてしまうスムルース。耳にしていると心がウキウキ、足は自然にリズムを取ってしまう。ああ、なんてステキなんだ、スムルースのライブって。イヤなこと全部、フロアの片隅に置き去りに出来る幸福の時間。……なのに、彼ら。お得意の"ダンス・ナンバー"をこれまでシングルのタイトル曲にしていなかったらしい!? むむむ? ホントに??? デビュー曲の『帰り道ジェット』、そして『スーパーカラフル』に『冬色ガール』、このあいだ出したのは『沈黙の花言葉』…。あ。本当だ。ポップやロックやミディアムなナンバーばかり。ダンス・ソングじゃないじゃな〜い! スムルースのライブはあんなにダンサブルなのに。「僕らも出したつもりだったってところですね。当然、知ってるだろうと思ってましたから。"これがスムルースだ!"と」(徳田)
ダンス・ナンバーを発売してないね、と気づいたスムルース。早速、踊れる1曲を完成させる。その名も『LIFE イズ 人生』。中嶋の軽快なドラムとズシンと腰の据わった小泉のベースの生み出すグルーヴの上を楽しげに跳ねる回陽のギターと徳田のボーカル。スムルースを知らない人も思わず踊りだしてしまう、まるでライブに来ているかのような臨場感。スムルース色爆発のナンバーだ。
「意識的に新しく僕らがやったことがあって。レコーディングでの演奏でリスナーを踊らせるんじゃなく、音作りで踊らせるってことですね。音のバランスや作り方によって、ノリが変わってくるということを意識して1曲にしていったことですね。そこでグルーヴがしっかりしたと思います」(小泉)
そこで生まれたのは"ダンスのデパート"とも言えるグルーヴだ、とメンバーは会心の笑顔を見せた。老若男女問わず、聴けば自分の"踊り"でステップを踏んでしまう。ハッピーになってしまう。そのハッピーを生み出すダンスナンバーは、徳田曰く"今、ロックバンドのハッピー感を引き出させたら日本一"という人物・石田ショーキチのプロデュースによるもの。前作で石田氏によって"等身大のバンド感"を引き出されたというスムルースは、今作で元来彼らが得意としてきたダンスナンバーでのコラボレート。これが楽しくないわけない!! ようやく"十八番"を繰り出したスムルースの夏の快進撃はこの曲で始まるのだっ!!

Text By えびさわなち